ビル・エバンス研究室
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出版物コレクション
LETTER FROM EVANS
Win Hinkle 他
アメリカのWin Hinkle氏の編集によるエバンスのニュースレター。エバンスと実際に演奏したチャック・イスラエルのインタビューや、楽曲の譜面など、個人で作成した(Bill Evans Organization上でもこの雑誌について触れていたが、Orrin Keepnewsがファンマガジン(同人誌の意?)と軽視したことにHinkle氏は反抗的だった。)とは思えないほどの充実振り。現在でもインターネット上でWin Hinkleを検索すればサイトを見つけることができ、入手できる。
THE HARMONY OF BILL EVANS
LETTER FROM EVANSに連載されていたエバンスのハーモニー解説を出版したもの。現在は改訂されているようで、写真とは表紙が変わっている。選曲は有名な曲をあつめておらず、少し極端。しかしエバンスの演奏について勉強できる貴重な一冊。
BILL EVANS FAKE BOOK
Pascal Wetzel
エバンスの作曲で発表された楽曲のみを集めたコード譜。日本では「ビル・エヴァンス作品集(シンコー・ミュージック)」という題名で出版されている。どの楽曲がどのアルバムに収録されているか見れるのがうれしい。
EVERYTHING HAPPENS TO ME - a musical biography
Keith Shadwick
先に発売された「How My Heart Sings!」というエバンスの伝記があるが、こちらはMusical Biography(音楽記)とあるように、エバンスの人生よりも彼にの活動に着目している。ところどころに出現するエバンスの発言や、周囲の人物による証言についてはすべて出典を番号で振り分け、実際に世に出た文献からすべて引用するという徹底振り。また、エバンスが発表したすべての作品と楽曲について解説しているので、ライナーノーツの集大成であるともいえる。
NEW REALBOOK 1, 2, 3
一般的にも有名なジャズスタンダードコード譜集。先述のBILL EVANS FAKE BOOKと違うのはエバンスによる曲以外にもたくさん収録されていること。その中でもエバンスが演奏したコード進行やメロディを採用しているのがうれしい。
THE JAZZ PIANO BOOK
Mark Levine
Mark Levine氏によるジャズピアノの解説書では、基本的な音楽理論やスケール、様々なミュージシャンが生み出した、または採用してきたコードボイシングや演奏方法をミュージシャンの演奏を実際の例として紹介している。その本文でエバンスについて記述している部分が多いわけではないのだが、付録として記載されている推薦盤の中にエバンスの作品がある。ピアノを演奏する人には特におすすめ。日本語版はザ・ジャズピアノブック 輸入楽譜です。
Miles: The Autobiography
Miles Davis with Quincy Troupe
エバンスがマイルス・デイビスのセクステットで演奏したのはわずか9ヶ月であったが、その中でもマイルスはエバンスの演奏を絶賛している。マイルス自身もヘロインの中毒に一度は陥った人物であるが、エバンスも同じように常習となったことを大変残念に思うと述べてもいる。
ちなみに日本語版もあります。
マイルス・デイビス自叙伝〈1〉
マイルス・デイビス自叙伝〈2〉
Talking Jazz: An Oral History
Ben Sidran
Ben Sidran氏による実に43人ものミュージシャンとの対談を一冊の本にしたもの。この中でもエバンスについてのコメントは多数寄せられていて、ピアニストではハービー・ハンコックやミシェル・ペトルチアーニ、デニー・ザイトリン、またエバンスと共演したことのあるジャック・ディジョネットなどいろいろな人から見たエバンスを垣間見ることができる。ちなみに著者の名前を逆さに読むと「Nardis」となる(^^)。
Jazz Styles: History and Analysis
Mark C. Gridley
ジャズの教科書でもあるこの本では、ジャズの定義、誕生までの歴史的背景や今日でのジャズについてなどをこと細かく記述している。楽器を問わず解説しているが、無論モーダルジャズに大きく貢献したエバンスの存在はここでも大きく、1つはマイルス・デイビスの共演者として、またもうひとつは歴史上最も影響力のあるジャズピアニストの一人として紹介されている。もともとはこの本専用のCDが別売りであるらしく、エバンスや他のミュージシャンのの演奏演奏を10秒刻みで解説している。どちらかといえば学校の教科書のよう。
