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Staircase

Keith Jarrett
ステアケース /キース・ジャレット
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録音年月日:1976
録音場所:パリ
レーベル:ECM
参加アーティスト:
Keith Jarrett, piano
収録曲:
Staircase Part 1
Part 2
Part 3
Hourglass Part 1
Part 2
Sundial Part 1
Part 2
Part 3
Sand Part 1
Part 2
Part 3

解説: パリで録音されたアルバムというところからか、ヨーロッパの色調が漂う本作は、階段、砂時計、日時計、砂の4つのテーマから成る即興演奏集だ。
Staircaseはスペイン風のハーモニーも垣間見られるパート1から、まったく混沌として無数のベルが鳴り響くようなパート2、そして静かに締めくくるパート3へと流れる。
Hourglassのパート1はキース・ジャレットお得意のリズムパターンにそってインプロビゼーションを展開する。パート2も同じように左手のシンプルなアルペジオはパターンだが、次第に3声になり複雑化していく。最後はやはり静かに幕を閉じる。
Sundialは、本作では最もダークな印象の曲となる。パート2はフランス音楽を意識したのか、ドビュッシーのような印象派的な演奏をこなす。
Sandのパート1は現代音楽っぽい演奏で、左手の5度の和音を土台に展開していく。この曲のパート2は作品全体でキース(ピアノがという意味で、彼の声のことではない)がもっとも良く歌っている曲だ。まるで砂がパラパラと落ちる擬音のような表現技法はキース・ジャレットならではの即興演奏だろう。パート3はエンディングにふさわしいやさしい曲。
全体を通して、まるでひとつの映画音楽を聴いているようだ。そして中世かそれ以前のヨーロッパの民族音楽のような雰囲気さえある。キース・ジャレットの音楽は、いわゆるジャズピアニストのようなコードの上にメロディを乗せる演奏ではなく、まったくポリフォニック(独立した複数の旋律が集まってひとつのハーモニーを形成する音楽)なアプローチであるところが面白い。トリオではもちろんジャズだが、この手のソロピアノはジャンルを決めがたいものがある。だが、ジャンルの壁を越えて、どんなピアノファンが聴いても心地よい演奏であることは確かだ。

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