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Koln Concert

Keith Jarrett
ケルン・コンサート /キース・ジャレット
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録音年月日:1975
録音場所:ケルン
レーベル:ECM
参加アーティスト:
Keith Jarrett, piano
収録曲:
Part I
Part IIa
Part IIb
Part IIc

解説: CDの帯に「ピアノ・ソロ・アートの頂点を極めた1枚」とあるが、まさしくそのとおりだと誰もがうなずく芸術作品。このアルバムに録音されたコンサートには、曲の準備、打ち合わせ、リハーサルなどの事前作業は一切ない。すべてが全くの即興で行われたコンサートだ。
パートIの出だしはこのアルバムの代名詞的なフレーズとなっていて、ここからメロディ、キー、リズムが自由自在に変化していく。以下は簡単な解説。
スローなテンポの始まり(0:00)からひとつのモチーフ(0:25)が展開して発展、モチーフはオーケストレーション、こだましていく(1:20)。短調に転調して(2:15)静まった後に(2:53)左手のシンプルでやさしい四分音符のバッキングと共に嵐のように歌いまくるソロ。ここで所々に聴こえるキースの歌声は本当にきれいだ(途中足踏みも聴ける)。そして徐々に拍が強調されて(7:15)いきキースのテンションはかなり高くなる。また落ち着きソロを展開し(8:40)。その後軽快なリズムがフェードインしてきて(9:47)その締めくくりで(12:52)なんともロマンティックなメロディを奏で(13:17)、和音の調和を崩し、またリズムも不安定な雰囲気を作りながら(14:00)しばし幻想的な場面へ移る。ハープのようなフレーズが響き渡ると(20:19)それまで崩れていた天気が晴れるかのようにすがすがしいメロディが流れ始め(21:18)エンディングへと導くリズムパターンが登場、(21:35)徐々にフォルテを強めていき、最後は猛烈な勢いで終了する。
パートIIaとIIbはつながっていて、IIaの出だしはとても軽快。ワンコードで地味に聴こえるが、その技術はものすごいものだ。途中から静まり幻想的な演出になり、そのままIIbへと移っていく。
IIcはどこかで聴いたことのあるようなメロディでエンディングを飾っている。
特にパートIが代表となっているが、全体的に芸術として完成度が高く他のジャズのソロピアノとは一味違う。キース・ジャレット本人も当時この手の即興演奏のコンサートを自賛して「これから一般的になることが望ましい音楽」としている。
ステレオの前に座ってこのアルバムを聴くと、コンサート会場にいるようだ。ピアノファン必聴のアルバム。

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