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Jazz Giant

Bud Powell
ジャズ・ジャイアント /バド・パウエル
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録音年月日:1949
録音場所:ニューヨーク
レーベル:Verve
参加アーティスト:
Bud Powell, piano
Ray Brown, bass
Max Roach, drums
Curly Russell, bass
収録曲:
Tempus Fugue-It (Tempus Fugit)
Celia
Cherokee
I'll Keep Loving You
Strictly Confidential
All God's Chillun Got Rhythm
So Sorry, Please
Get Happy
Sometimes I'm Happy
Sweet Georgia Brown
Yesterdays
April in Paris
Body and Soul

解説: バド・パウエルが残した録音の中でも、特に高いパフォーマンスクオリティをもつこの作品は、パウエルが受けた差別的行為の後だったにも関わらず、素晴らしい演奏を収めている。収録曲は前半がパウエルの作曲を中心に構成され、後半はスタンダードが殆どとなっている。バド・パウエルの傑作のひとつであるTempus Fugitからスタートし、パウエルのビバップピアニストとしての才能を余すことなく披露している。そのほかにもCherokeeやSweet Georgia Brownでもスピーディなスイングの演奏を聴かせるが、All God's Chillun Got Rhythmは同じようなテンポでもペダルをうまく活用し速いテンポのなかでもソフトな雰囲気で一味違う演出をしている。バド・パウエル最高傑作バラードとなるI'll Keep Loving Youは、II-Vの進行を繰り返しブリッジではFからDbへ変調しダイナミックなアレンジを聴かせる。この曲ではメロディメーカーとしてのパウエルの才能が冴え渡る。ジャズ史に残る傑作といっても過言ではないと思うが、今日お目にかかる機会が少ないのは残念だ。So Sorry, Pleaseも素敵なメロディだ。ペンタトニックスケールを使い、左手の5度や7度のボイシングを上手に使ったオーケストレイションが曲全体を安定させる。スタンダードでもBody and Soulを美しく奏でたり、ビバップのパイオニアとしてだけではなく芸術的ピアニストとしての力量も充分に発揮している。残念ながら音質は1940年代相応のものに聴こえるが、バド・パウエルの録音でこれほど演奏クオリティが高い録音が余り残っていないので是非聴いておきたいアルバムだ。

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