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Blues and the Abstract Truth

Oliver Nelson
ブルース・アンド・ザ・アブストラクト・トゥルース /オリバー・ネルソン
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録音年月日:1961
録音場所:ニュージャージー
レーベル:Impulse!
参加アーティスト:
Oliver Nelson,alto and tenor saxophone
Eric Dolphy,alto saxophone and flute
Freddie Hubbard,trumpet
George Barrow,baritone saxophone
Bill Evans,piano
Paul Chambers,bass
Roy Haynes,drums
収録曲:
Stolen Moments
Hoe Down
Cascades
Yearnin'
Butch and Butch
Teenie's Blues

解説: オリバー・ネルソンはデイブ・ブルーベックやジョン・ルイスなどと並ぶ有能な作曲家だ。このアルバムに収められた6つの曲はいずれもネルソンの作曲であるが、そのどれもに共通したルールがある。ブルースかまたはガーシュウィンのI Got RhythmをベースとしたAABAスタイルのどちらかということだ。


ブルースといっても12小節の進行を繰り返すだけではなく、Stolen Momentsのようにテーマを16小節に拡大したり、CascadeのようにブルースをAABAスタイルにしたりと様々である(特に面白いのはCascadeのモチーフはネルソンが学生時代に練習していたサックスのエチュードがヒントになっている点だ)。Yearnin'は最初の12小節をエバンスがリードするなど構成のバリエーションも様々なので、たった6曲のアルバムでも内容は充分だ。

このように2つのジャズの王道を行くスタイルのみでメロディやアレンジを追及した姿勢は、マイルス・デイビスが和声を離れモーダルジャズへの道を切り開いたKind of Blueに近いといえる。その中でビル・エバンスをピアニストとして選出したのはネルソンの狙いだったのだろうか。

単純にブルースを楽しめる内容だが、繰り返し聴くと奥が深い。改めてブルースとジャズを好きになれるアルバム。

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